バリア機能って何？低下するとどうなるの？スキンケアで修復できる？5つの対策法を解説！
「最近、肌の調子が悪いんだけど、バリア機能って関係しているのかな？」と考えてませんか？
肌の乾燥や敏感な状態が気になっている人は、もしかしたら、バリア機能が低下してしまっているかもしれません。
もしそうなら何とかしたいですよね。
無添加工房OKADAの無添加コスメまめ知識では、そんな不安を解消するために次の内容をご案内しています。
- バリア機能とは？どんな役割があるのか？
- バリア機能が低下するとどうなるの？
- バリア機能が低下する原因
- スキンケアで高めたり、修復したりする方法
ぜひこの記事をお役立ていただければと思います。
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監修者 岡田伸司 2000年に日本で初めてコールドプロセス製法でオリーブオイル100％の洗顔石けんを開発する。以来、余計なものを一切含まない納得無添加の無添加化粧品を生み出し続ける。化粧水やクリーム、日焼け止め、クレンジングなど、ランキングサイトで1位を獲得する。敏感肌の女性はもちろん「赤ちゃんにも使えるほど肌へ優しい」と好評。Instagramはこちら。 |
肌のバリア機能とは？
バリア機能とは肌が本来持っている機能のことで、主に次の働きをします。
- 皮膚の水分蒸散を防ぐ
- 化学物質や病原体の侵入を防ぐ
このおかげで、肌の潤いが保たれてキレイで健康な肌を維持することができるんですね。
例えば、洗剤で洗いものをすると肌荒れを起こすことがありますよね。
あれはバリア機能が低下し、肌から水分が逃げだしてしまっているのが原因です。
顔の肌については、そのキメ細かさや水分量をコントロールするという、とても大切な役割があります。
参考）松山市医師会
それでは、このバリア機能が低下してしまうと、どのようなことが起こるのでしょうか？
【簡易チェックで判断！】私のバリア機能は低下している？
次のことに当てはまるほど、バリア機能が低下している可能性が高いです。
- 肌がカサカサと乾燥している
- 肌に赤みがあり炎症を起こしている
- スキンケアでピリッとする
- 冷暖房をよく使用する
- ストレスがたまっている
- あまりよく寝られない
- 野菜や果物を摂れていない
- ほとんど運動はしない
- お風呂に入って汗をかかない
- スキンケアの正しいやり方を知らない
・・・もしかしたら、ほとんどが当てはまっているかもしれませんね。
もしそうなら早急に対処する必要があります。
そうしないと低下の一途をたどるだけだからです。
鏡を見て「老けたなぁ～」とならないようにしましょう！
バリア機能が低下するとどうなるのか？3つデメリットとは？
分かりやすく言えば、放っておくと老ける速度がUPします。
具体的には次のようなことが起こります。
それぞれご案内していきますね。
【デメリット①】乾燥肌になる
バリア機能が低下すると、保湿機能も低下し、乾燥肌になってしまいます。
肌が乾燥する原因は角質層の水分不足。
「健康的な肌には30％の水分が保たれている」といわれていますが、保湿機能の低下によってこの％が悪化してしまうんですね。
乾燥肌は肌がカサつくだけではなく、放っておくと将来的に、シワやシミができやすくなります。
なので、スキンケアには常に気を使う必要があります。
＞＞30代のスキンケアについてはこちらの「30代が肌をきれいにする方法6選！」をチェックしてみてください。
＞＞40代のスキンケアについてはこちらの「40代の肌をきれいにする方法は基本のスキンケアを見直すだけ！」をチェックしてみてくださいね。
＞＞50代のスキンケアについてはこちらの「50代でも美肌の秘訣はコレ！」をチェックしてみてください。
【デメリット②】敏感肌になる
バリア機能の低下が進むと、
敏感肌になることも。
というのも、角質の保湿成分が失われていくことで、外部からの刺激を受けやすくなるからです。
敏感肌とは、細かな傷がついている様な状態で、紫外線や化粧品による刺激でも肌荒れを起こしやすくなっています。
次のような症状が出ていたら、敏感肌のサインです。
- 【敏感肌の症状①】肌に赤みが出る
- 【敏感肌の症状②】肌が乾燥している
- 【敏感肌の症状③】肌がかゆくなる・ヒリヒリする
- 【敏感肌の症状④】ニキビや吹き出物ができる
それぞれの症状について、より詳しくはこちらの「敏感肌の代表的な4つの症状」をご覧になってみてくださいね。
【デメリット③】肌トラブルが起こりやすい状態になる
バリア機能の低下によって、炎症などが起こりやすくなります。
正常なターンオーバー（表皮細胞の入れ替わり）が乱れてしまうからです。
美しく健康的な肌を保つには、ターンオーバーが順調に行われる必要があるのですが、バリア機能にはこれを正常に保つ役割もあるんですね。
常に赤みがあって、大人ニキビができやすいような、地盤ができてしまいます。
このようなデメリットがあるので、バリア機能が低下している状態は放っておかないことが大事です。
バリア機能が低下する理由とは？
次のような理由で、バリア機能は低下します。
- 間違ったスキンケアをし続けている
- 使っているスキンケアアイテムが合ってない
- 室内湿度が調整できていない
- 生活習慣が楽な方へ楽な方へと乱れている
- 食生活は脂分、糖分、塩分が多い
「これは当てはまるかな？」という人もいれば、「嫌だ、全部に当てはまる！」という人もいると思います。
バリア機能を回復、修復するには、この5つのうちのいずれか、あるいはすべてを解消する必要があります。
具体的な方法については5つあるのですが、「どこから手を付けていいか分からない！」となってしまわないように、おすすめ順でご案内していきますね。
おすすめ順に掲載！バリア機能を回復・修復する5つの方法を公開！
バリア機能を高めるために必要なことは以下の通りです。
この順番は、「スグに取り組める」、「結果が出やすい」といった基準で決めています。
それでは、バリア機能を回復する方法について具体的にご案内しますね。
【方法①】室内湿度を調整する
肌に最適の湿度は60％程度といわれています。
湿度が高いと角質の水分量は増え、逆に湿度が低いと空気中に水分が奪われ、減少してしまいます。
冬は加湿器は必須です。
金額は3000円～数千円のもので十分です。
天然ハーブのアロマを使って、リラックス効果を得るようにするとなお良しです。
冷暖房を使用した室内の湿度は、外の湿度より10％程度低いです。
乾燥した状態なので、外出時は保湿を欠かさないようにしましょう。
保湿については、こちらの「40代の敏感肌におすすめの化粧水は？」をチェックしてみてくださいね。
【方法②】正しいスキンケアを行う
間違ったスキンケアはバリア機能を低下させる原因の1つです。
例えば、洗顔ひとつとっても、洗顔時に強く擦ったり、温度の高いお湯を使ったり、何度も洗ったりするなどの間違ったケアです。
今まで何となくスキンケアをしてきたという人は、このあたりで一度、基礎を学んでみてください。
スキンケアの順番やスキンケアアイテムの使い方については「スキンケアの正しい順番と使い方！上手に使って最大限のスキンケアを♪」でチェックしてみてくださいね。
【方法③】スキンケアアイテムを変える
バリア機能が低下して、肌が乾燥してしまったり、敏感肌になってしまったりしているなら、これまでと同じスキンケアアイテムを使い続けるのは考えものです。
理由は次の通りです。
- 水分を補ったつもりでも足りていない
- そのスキンケアの成分が状況を悪化させている
あなたの現状に合っていないスキンケアアイテムを使い続けても、バリア機能の低下は進む一方です。
また、バリア機能に関係なく、年齢とともに皮膚の水分量は変化するので、以前と同じスキンケアでは足りないということもあります。
「睡眠もとっているし、食べ物も変えたけど、変化がない」という場合は、スキンケアを思い切って変えることを検討してみてくださいね。
その際、肌に余計な刺激を与えないように、無添加化粧品を選ぶようにしてみてください。
無添加化粧品を選ぶポイントは、天然の素材100％で設計されたかどうかです。成分表にアルファベットや数字が記載されてないものが望ましいです。
納得の行く無添加化粧品を選ぶには、まずは一度、こちらの「キャリーオーバーもチェック済みの納得無添加」をご覧になってみてください。
今までの無添加化粧品への認識が変わるかと思います。
合わせて、「肌に優しい化粧品4つの条件」もご覧になってみてください。
本当の意味で肌に優しい化粧品をご案内しています。
【方法④】生活習慣を見直す
ストレスを感じている状態はバリア機能低下の原因となります。
人間関係のストレス、金銭的ストレス、家族のストレスなどなど、どこにいてもストレスだらけです。
対策としてはいろいろあります。
- 好きな音楽を聞く
- 好きな匂いを嗅ぐ
- 好きな歌を歌う（カラオケ）
- 好きな運動をする
- 寝不足の解消
- 入浴をする
- 夜寝る前の1時間はスマホを見ない
- その他
ストレス解消には、あなたなりのやり方もあるかと思います。
無理のない範囲、やれる範囲で取り組んでみてくださいね。
ただ、睡眠については、肌に良い時間帯は夜22時～深夜2時といわれています。
寝る前に、目をつぶって深く呼吸をして、呼吸をしていることを認識したり、呼吸の回数を数えたりすると、スッと寝やすくなりますし、眠りが深くなる人が多いです。
試してみてくださいね。
【方法⑤】食生活を見直す
「肌に必要な栄養素を食事でしっかり摂取すると肌にイイ」とよく聞きますよね。
なかなか難しいですが、これもやれる範囲で取り組んでみてください。
外食が多い方は、次のことを意識するだけでもだいぶ変わります。
- 白いご飯・麺類を少なくする
- 揚げ物・炒め物を辞める
- 脂の多いものを辞める
- 砂糖の入っているものを辞める
これらは、人間が美味しいと感じる食べ物です。
でので好きなもののほとんどがこれらに当てはまっている人もいると思います。
その場合は、次をするだけでもいいので、今日からでも取り組んでみてくださいね。
- 発酵食品を食べる
- 海藻類、キノコ類を食べる
- 魚を食べる
- 果物を食べる
甘いものがやめられない場合は、米を発酵させた甘酒にするとか、野菜や果物を発酵させた酵素ドリンクにするとかいったことも検討してみましょう。
また、ヨーグルトを無糖のものにしてみるとか、少しの変化でいいので取り組んでみてさい。
食べ物による影響は1ヶ月～かかりますが、肌の基礎力に関わるので、とても大事です。
＞＞具体的な食べ物や摂り方のルールを徹底指定人は、こちらの「肌をきれいにする方法として食べ物は効果的」をご覧になって観てくださいね。
まとめ：バリア機能が低下したらできる範囲で回復する方法に取り組もう！
バリア機能が低下する原因は1つではありません。生活習慣の全般に関わってきます。
対策方法はいくつもありますが、全部を一気に変えるのは難しいです。
無理なくできるところから対策をして、身についたらまた別の対策をするというように、少しづつ取り入れていってくださいね。
