パラベンフリーって何?化粧品に入っていると危険性があるの?を徹底解説!
「パラベンフリーって何?」「パラベンって体に悪いの?フリーのコスメだと肌にいいの?」と気になっていませんか?
むてん子ちゃん
確かに!
パラベンって悪いのかな?無添加の化粧品がイイのかな?
このページではパラベンとは何か?パラベンフリーとは何か?無添加の化粧品の方がいいのか?など、気になる点について、分かりやすくご案内していきます。
監修者 岡田伸司 2000年に日本で初めてコールドプロセス製法でオリーブオイル100%の洗顔石けんを開発する。以来、余計なものを一切含まない納得無添加の無添加化粧品を生み出し続ける。化粧水やクリーム、日焼け止め、クレンジングなど、ランキングサイトで1位を獲得する。敏感肌の女性はもちろん「赤ちゃんにも使えるほど肌へ優しい」と好評。Instagramはこちら。
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そもそもパラベンとは?化粧品に配合する理由や危険性
パラベンフリーについてご案内する前に、そもそもパラベンとは何か?について、ご案内していきますね。
パラベンとは防腐剤の一種で、正式名称を「パラオキシ安息香酸エステル」といいます。
原材料は石油で、精製して化学合成されます。
比較的安全な防腐剤として化粧品や医薬品、食品など幅広く利用されており、微生物やカビ、細菌による汚染を防ぐ働きがあります。
少量で強い抗菌力があり、特にカビに対して強いことが分かっています。
1866年に合成され、1924年(大正13年)にスイスで医薬品の防腐剤として使用されました。
日本では1930年代から用いられるようになりました。
1980年に旧厚生省が発表した102種類の表示指定成分(旧表示指定成分)や2001年に厚生労働省のポジティブリストに定められた成分です。
様々な研究や事例から、人の体への影響が懸念された結果です。
ポジティブリストとは配合量の上限が定められた成分のリストのことで、パラベンの配合量の上限は、全ての化粧品に対して100g中に合計で1.0gまでです。
むてん子ちゃん
パラベンの原料は石油なんだね。
配合量が定められてるって、何か体に悪そうな感じがする。。
参考)国際医学情報センター、上野製薬、厚生労働省の化粧品基準
パラベンフリーとは?どんな意味があるの?
パラベンフリーって化粧品や医薬品、食品などに記載されていることがありますよね。
その意味は、フリーという通りパラベンが含まれていないという意味です。
厚生省や厚生労働省で表示する義務があると指定されたり、配合量の上限が定められているなど、パラベンに対するイメージが悪くなったことを受けて、そのように表示した製品が増えました。
実際、パラベンを防腐剤として配合しているコスメで、まれに肌が赤くなってしまうなどの反応が出てしまう事例があります。
そのため、パラベンフリー(=パラベン無配合・無添加)ということを売りの1つにして、敏感肌の人用などのコスメが開発されていることが多いです。
むてん子ちゃん
たしかに、パラベンフリーとか無添加って書いてあると、「身体に良さそう」って思うよね!
パラベンフリーがもてはやされる理由とその落とし穴とは?
パラベンフリーがもてはやされる理由は「安全性や安心感が感じられるから」です。
「防腐剤は肌に良くなさそう」「使われずに製造されている製品の方が良いのでは?」と思う人は多いのではないでしょうか?
ですが、これらのワードには次のような落とし穴があります。
- パラベンはフリーでも他の防腐剤が使われている可能性がある
※防腐剤フリーという意味ではない - パラベンが入っていないだけで無添加化粧品と名乗れる
パラベンが無配合なだけで、実際は似たような原料で似たような作用がある防腐剤が入っていても、堂々と無添加化粧品と打ち出すことができるのは、消費者としてはあまり良くないことだと考えられます。
無添加化粧品という言葉には安全や安心、自然100%・天然100%といったイメージがあり、買う人もそれを期待していると思います。
ですが、パラベンと同じような防腐剤(旧表示指定成分やポジティブリストの成分)が入っているわけです。
むてん子ちゃん
配合されてないだけで無添加化粧品って名乗れるんだね!
・・・私が使ってるのは大丈夫なのかな?
パラベンフリーの化粧品ブランドを選ぶならパラベンの種類を知ろう!
パラベンに反応する人は、パラベンフリーのものを選ぶ必要があります。
パラベンには次のようにいくつか種類があります。
■ パラベンの種類と名称化粧品に表示される名称 | 医薬部外品に表示される名称 |
---|---|
メチルパラベン | パラオキシ安息香酸メチル |
エチルパラベン | パラオキシ安息香酸エチル |
プロピルパラベン | パラオキシ安息香酸プロピル |
ブチルパラベン | パラオキシ安息香酸ブチル |
化粧品によく含まれているパラベンは主にこの4つです。
シャンプーなどの医薬部外品に表示される場合は、名称が異なります。
どのパラベンも含有量が定められています。
「パラベン」とともに「安息香酸」を覚えておくと、フリーかどうかチェックしやすいです。
むてん子ちゃん
パラベンっていっても色々あるんだね・・・。
「安息香酸」ってあったらパスしておけばいいかな?
パラベンフリーでは足りない!避けるべき防腐剤や成分は他にもある
パラベンフリーでパラベンを排除したとしても、他にも肌への刺激になりやすい防腐剤や成分があります。
むてん子ちゃん
気を付けるべき成分が他にもあるってことね!
紹介していきますね。
- メチルイソチアゾリノン
- フェノキシエタノール
- サリチル酸
- ソルビン酸
- ~アルコール
- 合成界面活性剤
- 香料
- 着色料、着色剤
- 鉱物油
- 合成安定剤
- 紫外線吸収剤
- 合成ポリマー
- シリコーン
むてん子ちゃん
えっ!こんなにあるの!?
パラベンフリーだけじゃ全然足りないじゃん!!
むてん子ちゃん
・・・着色料と香料ぐらいは分かるけど・・・。
これだけあると、私に避けられるかな?
防腐剤以外の刺激になりやすい成分の詳細や化粧品に表記される名称について、真剣にチェックしたい人は、こちらの「本当に肌に良い」無添加化粧品を国内外270社以上のブランド・メーカーから選ぶには?」で、避け方についてより分かりやすくご案内していますので、ご覧になってみてくださいね。
パラベンフリーは当たり前!本当に肌に優しい化粧品ブランドの選び方は?
パラベンフリーでありながら、本当に肌に優しい化粧品の選び方とはどのようなものなのでしょうか?
それぞれの化粧品アイテム別にご紹介していきます。
パラベンフリーの化粧水の選び方
パラベンフリーの化粧水を選ぶ際には、化粧水の成分表を確認し、次のような表示が無いかどうかを確認します。
- パラベン
- ~パラベン
- ~安息香酸
また、パラベン以外の成分の刺激については、こちらの簡易チェック表をチェックしてみてください。
ただ、ちょっと難しいと思いますので、まずは次のようなことを念頭に入れてみてください。
- 成分名が長い、成分名が多いものは、石油系の合成成分が使われていることが多い
- 石油系の合成成分が無添加の化粧品は、植物名が多い、成分が少ないことが多い
むてん子ちゃん
・・・家の無添加化粧品を見てみたけど、たぶん、本当の意味での無添加化粧品じゃないみたい。
刺激が心配されるすべての成分が排除されている、本当の意味での「無添加」の化粧水を選ぶには、次のような条件があります。
むてん子ちゃん
このままだと私は無添加化粧品に出会えないんじゃないか?って不安になってきた。。。
手っ取り早く答えを知りたい。
その場合は、こちらの無添加化粧水がおすすめです。
防腐剤としてワサビ根発酵エキスを使用しており、パラベンフリーなのはもちろんです。
さらに、エーデルワイスエキスやダマスクバラ花水、チャ葉エキス、トレハロースなどの、天然の潤い成分や肌を整える成分だけで作られています
つまり天然植物原料100%ということです。
むてん子ちゃん
えっ、マジでリアルな無添加化粧品ってこと?!
自然成分だけで化粧品ってできるんだね。。。
・・・でも、お高いんでしょう?
100円ショップやドラッグストアで販売しているプチプラのものではありませんが、デパコスよりははるかにリーズナブルですよ。
お試し品もありますので、検討してみてくださいね。
むてん子ちゃん
天然植物原料だけってのが凄いわね。
刺激が気になってたので、ライン使いしてみたいな。
その場合はこちらをご検討ください。
パラベンフリーの日焼け止めの選び方
パラベンフリーの日焼け止めの選び方も化粧水の場合と同じです。
パラベンやその他成分の表示をチェックしてみてください。
それに加えて、SPF値やPA値も注目です。
これらの値が高い日焼け止めを使ってしまっていませんか?
むてん子ちゃん
え、違うの?
最強!SPF50!!みたいなのを使ってるんだけど・・。
SPF値やPA値は過剰すぎると肌の負担になってしまいます。
ですので、SPF20、PA++相当の日焼け止めを、2時間おき程度にこまめに・ムラなく塗り直す方が良いです。
さらに日焼け止めは、夏だけでなく1年中付けることになります。
というのも、夏以外の季節でも対策が必要な量の紫外線が降り注いでいるからです。
より詳しくはこちらの「毎日、日焼け止めをするべき2つの理由」に記載していますので、チェックしてみてください。
なので、より肌に負担の無いものを選ぶようにしてみてくださいね。
むてん子ちゃん
それは知らなかった・・・。
となると、毎日つけてもOKな日焼け止めを知りたいな。
ノンケミカルってのがいいのかな?
ノンケミカルにもいろいろあって、特定の成分が含まれていないだけの「なんちゃってノンケミカル」がありますので注意が必要です。
こちらの日焼け止めは、紫外線吸収剤やシリコーン、合成ポリマーなどが無添加の、本来の意味のノンケミカルの日焼け止めです。
厳選した天然原料だけを配合していますので、毎日の紫外線ケアに最適です。
パラベンフリーの美容クリームの選び方
パラベンフリーのクリームの選び方も、化粧水、日焼け止めの場合と同様です。
こちらの美容クリームは植物原料100%です。
オリーブバターやスクワラン(オリーブ)、カニナバラ油、月見草油、ホホバ油など、高級美容クリームに配合されているオイルを贅沢に配合されています。
むてん子ちゃん
なんか高級オイルっ!?
デパコスとかで見たことあるけど・・・。
料金もお高いのでは・・・?
プチプラとはいきませんが、とてもリーズナブルですよ。
皮脂の分泌が多い人は、化粧水をメインに使い、クリームはまんべんなく使いつつも、乾燥が気になるポイントには重ねて塗るのがおすすめです。
パラベンフリーについてよくある質問
パラベンフリーについてよくある質問とその回答をご案内しています。
Q.パラベンは食品にも使われますか?問題無いですか?
A.はい、使われています。
化粧品の場合と同様、含有量に基準が定められています。
FAO/WHO合同食品添加物専門家会議の評価では、「人の健康についてははっきりしない」と出ていますが、2006年には、パラベンの1種「パラオキシ安息香酸プロピル」は、ADI(※)から外しています。
※ADI=人が一生涯にわたって毎日摂取しても全く影響がない量
あなた自身やご家族のためにも、できれば表示成分を見て、配合されているなら避けることをおすすめします。
参考)食品安全委員会
Q.オールインワン、ボディクリーム、シャンプー、パックはパラベンフリーがいいですか?
A.はい。
パラベンに反応する人はモチロンですが、それ以外の人も、原料は石油で配合量も指定されている、という事実ををお考えください。
Q.パラベンフリーのファンデーションの選び方は?
A.こちらのページでご案内してきた選び方をご参考になさってみてください。
まずは「パラベン」「~パラベン」の表示が成分表にないか確認してみてください。
Q.赤ちゃんに使うものはパラベンフリーがいいですか?
A.はい。これまでに理由はご案内してきました。
さらに、赤ちゃんは大人より肌が弱いため、刺激が心配される成分を気にすることは大切です。
どの成分が赤ちゃんにとって刺激になっているかは個人差があります。
ですので、パラベン以外にも気を付けてみてください。
化粧品の選び方については、こちらの「パラベンフリーの化粧水の選び方」でご案内した通りです。
Q.ウェットティッシュはパラベンフリーのものがいいですか?
A.はい。
パラベンに反応がある人や敏感肌の人、気になる人はもちろん、できればパラベンフリーにしておくのが良いです。
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