無添加の日焼け止めの選び方とメリット・デメリットをご案内!
「無添加の日焼け止めを探しているけど、どう選んだいいのかわからない」と悩んでいませんか?
むてん子ちゃん
ついついプチプラでSPF50のものを選んじゃってるけど、ホントはキチンと肌にイイものを使いたいな。
無添加工房OKADAの無添加コスメまめ知識では、今回、そんな方のために無添加の日焼け止めの選び方やメリット・デメリットについてご案内しています。
あなたにの肌に合った優しい成分だけでできた無添加の日焼け止めを手にするために、ご覧になってみてくださいね。
監修者 岡田伸司 2000年に日本で初めてコールドプロセス製法でオリーブオイル100%の洗顔石けんを開発する。以来、余計なものを一切含まない納得無添加の無添加化粧品を生み出し続ける。化粧水やクリーム、日焼け止め、クレンジングなど、ランキングサイトで1位を獲得する。敏感肌の女性はもちろん「赤ちゃんにも使えるほど肌へ優しい」と好評。Instagramはこちら。 |
落とし穴に注意!日焼け止めの「無添加」・「ノンケミカル」って何?
無添加の日焼け止めを選ぶ際、まずは、「無添加」と「ノンケミカル」について理解しておく必要があります。
というのも、こういった表記には落とし穴があるからです。
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
本当の意味での「無添加」「ノンケミカル」な日焼け止めを選べるように、ぜひご一読ください。
無添加の日焼け止めとは
「無添加日焼け止め」は本来は肌に危険性がなく、優しい成分だけで作られている日焼け止めであって欲しいのですが、実際はそうとは限りません。
実は日本の法律上、無添加についての規定はありません。
例えばA、B2種類の肌に負担となる恐れがある成分の場合、「Aが添加」されていても「Bが無添加」であれば、「無添加化粧品(B無添加)」と表記することができます。
これは大きな落とし穴です。
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
肌に負担となる恐れがある成分は1980年(昭和55年)に厚生省(現:厚労省)によって発表された103種類の表示指定成分だけではありません。
シリコーン・合成ポリマー、合成界面活性剤・香料・着色料・鉱物油・防腐剤・合成安定剤などもあります。
私ども(無添加工房OKADA)では、これらが一切入っていない日焼け止めが、本当の無添加の日焼け止めだと考えています。
ですが、市販の(なんちゃって)無添加では考え方がこのように違います。
ノンケミカルの日焼け止めとは
私ども(無添加工房OKADA)では、「ノンケミカル」とは、化学物質を含まないという意味に考えますが、市販の一般的なものは違います。
一般的なものは、UVカット成分として化学合成された「紫外線吸収剤」という成分を含まない場合に「ノンケミカル」と表記されています。
ですがこの場合、UVカット成分以外には化学物質が使われていることがほとんどです。
これも大きな落とし穴です。
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
UVカット成分以外にも化学的に合成された成分(ケミカル成分)を一切含まない日焼け止めが、本当の意味でのノンケミカルと言えると考えています。
より詳しくは「ノンケミカルとは?ケミカルの日焼け止めとの違いや成分・特徴から使い方まで紹介!」をご覧ください。
むてん子ちゃん
今までずっと落とし穴に落ちてた。。。
けど!これからは肌のことを考えて無添加、ノンケミカルのものを選ぶようにしよ!
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
肌にイイ化粧品を選べるようになると、肌の感じも違ってきますよ。
ここからは、無添加の日焼け止めを選べるように、そのポイントをご案内していきますね。
無添加の日焼け止めの7つの選び方
無添加の日焼け止めを選ぶ際は、これから紹介する7つのポイントをチェックしましょう!
それぞれ具体的な行動に移せるように、詳しくご案内していきます。
選びのポイント①:紫外線散乱剤を使っていること
「紫外線散乱剤」を使っている日焼け止めを選ぶ理由は、紫外線散乱剤はケミカルではなく、肌に優しく安心な成分だからです。
日焼け止めの成分は「紫外線散乱剤」か「紫外線吸収剤」の2つあります。
この2つの成分は紫外線を防ぐ方法が異なります。
紫外線吸収剤は紫外線を肌の上で吸収し、熱などのエネルギーに変換することで、紫外線の肌への浸透を防ぎます。
紫外線吸収剤が使われている日焼け止めは、数百円で手に入るようなプチプラで、SPF50、PA++++といった数値が高いので人気です。
むてん子ちゃん
そうなのよね。宣伝が上手いっていうか。ついつい手に取っちゃうのよね。
ですが、これらは肌の上で化学反応を起こす分、肌への刺激や負担があります。
紫外線吸収剤として使われている主な成分は以下の5つです。成分表に表記されていないか確認しましょう。
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
・ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
紫外線吸収剤については、より詳しい情報を「紫外線吸収剤不使用の日焼け止めとは?」でご案内しています。
ぜひお役立てください。
一方、紫外線散乱剤は化学反応を起こさず、紫外線を肌の上で反射させて、紫外線の肌への浸透を防ぎます。
紫外線散乱剤は次の2つです。
・酸化亜鉛
むてん子ちゃん
これなら私でも分かる♪チェックしてみよっと!
パッケージなどの裏にある成分をチェックして、肌に優しい散乱剤かどうかをチェックしてみてください。
選びのポイント②:肌に危険性がある成分は無添加・無配合なこと
肌に危険性がある成分には、シリコーン・合成ポリマー、合成界面活性剤・香料・着色料・鉱物油・防腐剤・合成安定剤などがあります。
とは言っても化粧品の成分表にはこれらの名前で書かれていません。
あまり成分に詳しくなくても、比較的簡単に見分けるには、はこちらの「避けるべき成分の「簡易チェック表」」をご覧になってみてください。
この表にある成分が成分表に書かれていない化粧品を選びましょう。
こちらは、肌に気危険性がある成分は一切無配合の日焼け止めの成分表です。
※参考:無添加工房OKADAのUVミルク
お手元にある日焼け止めの成分表と見比べてみてください。
むてん子ちゃん
今使ってるのと全然違う!
選びのポイント③:価格帯は3000円~4000円なこと
価格帯3000円~4000円の価格帯の無添加の日焼け止めを選ぶ理由は、あまりのも安いものは本当の意味での「ノンケミカル」「無添加」ではないことがほとんどだからです。
3,000円以下のものは含まれている成分が良いものばかりではない確率が高まります。
特に市販の数百円のもの=プチプラの日焼け止めは、「ノンケミカル」「無添加」と表示されていても、化学物質が入っています。
そうしないとプチプラにならないからです。
4,000円以上のものはデパコスのもの、ハイブランドのものに多いです。
これらは成分の容器や人件費、広告にコストがかかっている場合がほとんど。また、実際に成分表を見るとケミカルなものが多いです。
むてん子ちゃん
高ければいい!ってわけじゃないってことね。
高いとつい「これはいいもののはず」って思っちゃうけど、気を付けないとね。
選び方のポイント④:SPF値が20~30程度なこと
この理由は、日常生活の紫外線のブロックと肌への優しさのバランスが取れるSPF値が20~30だからです。
日常生活であればそれで充分です。
最近ではドラッグストアなどで、SPF50、PA++++といった高い数値のものがあります。
ですが、日焼け止めのSPF値やPA値は、強すぎると肌に負担になってしまいます。
数値が高いものは、真夏の長時間の外出やスポーツ、海水浴や屋外のプール、山登り、冬山のスキーなど、限定的に使うようにしてください。
むてん子ちゃん
ドラッグストアで確認したら、SPF50とかがほとんどだった。
これはネットで探した方が早そうね。
選び方のポイント⑤:キャリーオーバーについて言及していること
キャリーオーバーとは、エキスなど原料の抽出時に使用した薬品や防腐剤など、様々な薬品が残留している状態のことです。
これは肌に良くありません。メーカーにとってはできれば隠したい情報です。
キャリーオーバーについては表示義務がないので、ほとんどの無添加化粧品のブランドやメーカーは表示していません。
それをきちんと表示しているメーカー・ブランドは信頼できます。
ちなみに無添加化粧品のメーカーやブランドは国内外に270社以上ありますが、キャリーオーバーについての記述があるのは25社程度です(2019年11月調べ)。
【キャリーオーバー 日焼け止め】で検索して、グッと絞り込んで肌に優しい日焼け止めを探しましょう。
選び方のポイント⑥:肌に優しい成分が配合されていること
肌に優しい成分とは、植物由来のエキスや食品に使われている成分などのことです。
一例を挙げると乳酸桿菌/オリーブ葉発酵エキス、グリセリン、トレハロース、乳酸桿菌/ワサビ根発酵エキスなどなどです。
他にもたくさんあります。
肌に優しい日焼け止めを使いたい方は、配合されている成分が肌に優しいものかどうか確認してみてください。
一度、お時間のある時に、化粧品成分オンラインなどで、成分名で検索してみてください。
選び方のポイント⑦:自分に合わない成分が無添加なこと
もし自分に合わない成分がわかっているなら、その成分が無添加かどうかチェックしておいてください。
一般的に肌に優しいと言われる成分でも、自分には合わない成分もあるからです。
アレルギーがあるかどうかは、チェックしてくれるお医者様があります。数千円でチェックできますので、気になる方は利用してみてくださいね。
無添加の日焼け止めのメリット、デメリットを解説!
- ・肌への負担が少ない
- ・肌に優しい成分が多い
- ・石けんで簡単に落ちるものもある(ポリマー・シリコーンが使用されてないもの)
本当の意味での無添加の日焼け止めは、肌に刺激となる成分が無添加で、その分、肌に優しい成分が多く含まれています。
石けんで簡単に落とせるので肌への負担が軽いです。
ケミカルの日焼け止めには、被膜の役割をするポリマーと、撥水性のあるシリコーンなどが含まれているので、強めのクレンジングを使う必要があります。
当然肌に負担になります。
また、洗い残しがあった場合は、肌トラブルにつながる可能性が高いです。
むてん子ちゃん
なるほど、使っている間だけでなく、洗う際にも肌に優しいってことね。
はい。ご理解いただいている通りです。
石鹸で落とせることの何がいいのかについて、より詳しくはこちらの「石鹸で落とせる日焼け止めはなぜ敏感肌や肌荒れでも使えるのか?」でご案内しています。
一度、ご覧になってみてください。
- ・汗や水に弱い(小まめな塗り直しが必要)
無添加の日焼け止めのデメリットは1つ。
汗や水に弱く、小まめな塗り直しが必要であることです。
「塗りなおしか・・・。面倒くさいな・・・」と思った人も多いと思います。
ですが日焼け止めの塗り直しは1分程度でできるんですよ。
具体的な方法は、「【日焼け止めの塗り直し】メイクの上から1分・オフは5分で簡単に♪」に書いてありますので、チェックしてみてくださいね。
むてん子ちゃん
肌のことを考えたら、1分ぐらいは問題なしかな
敏感肌も乾燥肌も赤ちゃんもOK!な無添加の日焼け止めを選ぼう!
上記で紹介した7つの選び方をすべてクリアした無添加の日焼け止めに、岡田UVミルクがあります。
岡田UVミルクとはいったいどんな日焼け止めなのか?
その特徴は3つあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
【特徴①】:肌に優しい成分だけでできている
無添加の日焼け止めの岡田UVミルクは、植物由来のエキスや食品に使われている成分など、肌に優しい成分だけでできています。
例えば次のような成分が配合されています。
成分名 | 役割 |
---|---|
水 | 特殊なフィルターを通してより精度の高い精製を施した微細水 |
乳酸桿菌/オリーブ葉発酵エキス(オリーブ葉) | 肌にしっとりとした潤いを与え、柔らかな肌へ導きます |
グリセリン(ヤシ) | しっとりとした肌触りを演出し、肌に豊かな潤いを与えます |
トレハロース(とうもろこし) | 燥した環境でも強い保湿力を発揮し、肌を保護する働きも期待されます |
乳酸桿菌/ワサビ根発酵エキス(ワサビ根) | 高い防腐効果で腐敗を防いでいます。また、優れた保湿効果でキメ細かい肌へ導きます |
肌に優しい成分だけでできているので、敏感肌の方や赤ちゃんでも、毎日、顔だけでなく全身にも使うことができます。
【特徴②】:石けんで残さず落とせる
無添加の日焼け止め岡田UVミルクは、石けんだけで洗い残しもなくきれいに落とせます。
ポリマーやシリコーンはもちろん、ケミカルが一切無添加だからです。
石けんで簡単に落とせるので肌トラブルの原因の1つである洗い残しの心配がありません。
【特徴③】:白浮きしないので下地としても使える
無添加の日焼け止め岡田UVミルクは、一般的に白浮きすると言われる紫外線散乱剤を使っていながらも、白浮きしないように開発されています。そのため化粧下地にも使えるので、女性にもおすすめな日焼け止めです。
さらに美肌効果のある成分も配合しています。
むてん子ちゃん
白浮きしないんで化粧下地として使えるのね。
保存料もケミカルではなくて、全ての成分が自然の美肌成分だけでできているのも嬉しいわね♪
むてん子ちゃん
せっかくの機会なのでちょっと聞いてみよ!
岡田UVミルクを開発するためにかかった試作の回数と期間を教えていただけますか?
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
約30回、約2年かかりました。
むてん子ちゃん
岡田UVミルクの開発で難しかった点は何ですか?
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
使用感と白浮き防止、よれ防止などです。シリコーン・ポリマーを使用していないので大変でした。
むてん子ちゃん
嬉しかった口コミにはどんなものがありますか?
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
「ベタつきや白浮きするコトもなく、乾燥もしません。一切刺激がなく、使い続けていると首の辺りの肌がキレイになってきた」
「市販の日焼け止めでは赤く腫れるため手作りしていました。ですが時間がかかるし冷蔵庫で保管するので面倒でした。岡田UVミルクでは肌トラブルなく使えています!やったぁ~!嬉しい~!」 といったのものがあります。
作ってよかった!と心から思いますね。無添加の日焼け止めについてのQ&A
無添加の日焼け止めについてのよくある質問を掲載しています。
回答者は、無添加工房OKADAの代表、岡田様です。
Q.日焼け止めのタイプにはいろいろありますが、どれがいいでしょうか?
日焼け止めには、クリーム、スプレー、パウダー、ジェル、ローション、ミルク(乳液)などのタイプがありますが、お好みによります。
肌に優しい本当の無添加・ノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。しっかり全成分を確認してお選びください。
Q.オーガニックの日焼け止めも肌にイイと思いますが、どうでしょうか?
本物のオーガニック(オーガニック100%)でかつ、本物の無添加であれば問題ないと思います。
しかし残念ながら100%オーガニックの化粧品はほとんどありません。なのでほとんどのオーガニックはあまり意味がありません。
何より一番大切なのは悪い成分が一切入っていない(本物の無添加)ということです。
オーガニックの日焼け止めが肌に優しいかどうかは、こちらの「オーガニックの日焼け止めとは?」で詳しくご案内しています。
また、オーガニックコスメとはそもそも何なのかを、こちら「オーガニックコスメとは?」で詳しくご案内しています。
オーガニックの理想と現実をご理解いただけると思いますので、一度ご覧になってみてくださいね。
Q.SPF50の長時間、日焼け防止ができるのがいいのですが、無添加では難しいですか?
酸化チタン、酸化亜鉛、ポリマー・シリコーンの濃度を上げる必要があるので、肌への負担が大きくなってしまいます。
Q.無添加の日焼け止めでウォータープルーフの水をはじくのってありますか?
無添加の日焼け止めは水をはじきません。シリコーンやポリマーを使用しないと無理だからです。
Q.どうしてもランキングがあると影響を受けてしまうのですが、どうしたらいいでしょうか?
基準の一つですので参考にはされたらいいと思いますが、あまり盲目的に信じない方がいいと思います。
あらゆるジャンルでランキング一位はありますので玉石混合です。
Q.海外にもノンケミカルの日焼け止めがあるようなのですが、国産と海外製で違いってありますか?
ありません。メーカーの基準次第です。
Q.ここまで読んでも「無添加、ノンケミカル、オーガニック」の違いがイマイチ分からないのですが、どう違うのかパッと教えてください。
次のような違いがあります。
日焼け止めの種類 | 定義 |
---|---|
無添加の日焼け止め | それぞれのメーカー基準で肌に負担となる成分が「一部無添加、または全て無添加」の日焼け止め |
ノンケミカルの日焼け止め | それぞれのメーカー基準で「一部がノンケミカル、または全てがノンケミカル」の日焼け止め |
オーガニックの日焼け止め | 無添加もノンケミカルも関係なく、オーガニックを原料に一部以上使用している日焼け止め |
無添加の日焼け止めのまとめ
今回は無添加の日焼け止めの特徴と選び方、おすすめの商品について紹介しました。肌に優しい日焼け止めを使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
老化の一番の原因と言われる紫外線をブロックする日焼け止め。余計なものが無添加な本当にいい日焼け止めを使って、いつまでも健康で綺麗な肌を目指しましょう。