無添加石鹸とは?選び方の「3つのポイント」を知っておすすめの無添加石鹸を選ぼう♪
「無添加石鹸で洗顔したいんだけど、たくさんあって、どう選べばいいか分からない」、「本当に納得できるおすすめの無添加石鹸ってないかな?」と考えていませんか?
無添加石鹸、本当に種類が豊富で、結局どれがいいのか分からないですよね。
今回、無添加工房OKADAの無添加コスメ豆知識では、あなたが納得できる無添加石鹸に出会うために、無添加石鹸とは何かということと、その選び方について、詳しくご案内していきます。
最後までお読みいただければ、あなたの肌におすすめの無添加石鹸を選べるようになりますよ♪
監修者 岡田伸司 2000年に日本で初めてコールドプロセス製法でオリーブオイル100%の洗顔石けんを開発する。以来、余計なものを一切含まない納得無添加の無添加化粧品を生み出し続ける。化粧水やクリーム、日焼け止め、クレンジングなど、ランキングサイトで1位を獲得する。敏感肌の女性はもちろん「赤ちゃんにも使えるほど肌へ優しい」と好評。Instagramはこちら。 |
そもそも無添加石鹸って何?おすすめを知る前に知っておきたいこと
無添加石鹸には様々な種類がありますが、ここでは肌への負担となる添加物が使用されていない石鹸のことを指します。
ただし、厚生労働省では「無添加の表示は製造業者等の任意の表示」としています。
これは「無添加=添加物を一切含まない」ということではないと解釈できます。
添加物が1種類でも含まれていなければ無添加と表示することができるということです。
例えば、「着色料は使用していないけど香料は使用している」という場合でも、無添加石鹸と表示してOKなんですね。
なぜなら、「着色料は無添加」だからです。
無添加石鹸が豊富なのは、こうした法的にあいまいで明確なルールがないという背景があるからなんです。
無添加と表示すれば、肌が弱い人や不安がある人、安全志向・健康志向の人など、一定の人が購入しますよね。
だからいろんな考えで生み出された無添加石鹸が出回っています。
ですが、このコラムでは肌への負担となる添加物が一切使われていない石鹸=無添加石鹸という本来の意味を使っていきます。
合成界面活性剤や香料・着色料などが含まれている石鹸を、あなたの肌や大切なご家族、お子さんに、自信をもっておすすめできないですよね。
確信を持ってあなたの肌に使う、あるいは大切な人におすすめするには、石鹸の製造方法の種類や成分表をチェックして判断できるようになるのが大事です。
「ちょっと(いや、かなり)面倒かな・・・」と思われるかもしれませんが、意外に簡単なので、ちょっとの間、お付き合いいただければと思いますww
無添加石鹸を選ぶならこの製法で作られたものがベスト!
ここからは、石鹸の製法についてご案内しますね。
「製法って大事なの?(ちょっと面倒・・・)」と思うかもしれません。
誰かが言った「おすすめの無添加石鹸!」を鵜呑みにせず、本来の意味の無添加石鹸を手に入れるために、ちょっとお時間をくださいね。
製法 | 特徴 | 使い心地 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
コールドプロセス製法(冷製法) | 天然の美容成分の質を落とすことなく、そのまま石鹸に残すことができるため、保湿効果が高くしっとりした洗い上がりになる | ||
釜焚き法 | 若干の保湿成分が残るが、高温で長時間にわたり焚くため原料のオイルの一部が劣化し不純物が発生する。そのため塩析により不純物と共に保湿成分も除去される | ||
中和法 | 洗浄力は高く値段も安いが、天然の保湿成分が含まれていないため、肌への刺激が強く洗い上がりにツッパリ感を感じやすい |
※中和法の石鹸は、うるおいやしっとり感を出すために、保湿剤などの化学添加物を添加している場合もあります
1番おすすめのコールドプロセス製法(冷製法)は、製造時に熱を加えない製法。
そうすることで、天然油脂に含まれている保湿成分のグリセリンや美容成分を壊すことなく、石鹸に閉じ込めることができます♪
さらに、職人の経験と技を駆使して時間をかけて丁寧に製造されますので、マイルドで良質な無添加石鹸に仕上げることができるんです。
ですので、敏感肌や乾燥肌の方には特におすすめです♪
コールドプロセス製法について、より詳しくはこちらのコールドプロセス製法の”肌にやさしい”石鹸は、おすすめ?なのかを徹底検証!をご覧になってみてくださいね。
また、こちらには、この製法で作られた本来の意味の無添加石鹸があります。
ワンコインで試せますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
絶対に失敗しない!無添加石鹸の選び方3つのポイント
原料が同じでも、製法が違えば石鹸の質が違ってきます。
ですので、無添加石鹸を選ぶ際は、慎重に吟味しなければならないんですね。
そのためのポイントは3つあります。
ここからは、3つのポイントについてご案内していきますね。
【選ぶポイント①】配合成分の数が少ないこと
成分表に原材料が少ないものは、本来の意味での無添加石鹸に近いものです。
成分表に表示されている主な成分は、原料の天然油脂か石ケン素地です。
原料から得られる天然の保湿成分や美容成分があるため、シンプルなんですね。
なので、成分表にたくさんの成分名が表示されている時点で、選択肢から外してください。
たくさんの成分が表示されている石鹸は、たとえ無添加と記載があっても、実際には保湿剤や防腐剤、香料、合成色素などの添加物が配合されていることが多いです。
どのような成分が含まれているかを調べるのって大変で面倒ですが、石鹸の場合は簡単。
成分表をチラッと見て、成分表示がシンプルなものを選ぶようにしてくださいね。
こちらの無添加石鹸は、成分がたった3つで構成されています。
これぐらいシンプルな無添加石鹸がおすすめです。
【選ぶポイント②】刺激成分が配合されていないこと
刺激成分が配合されていないかを確認するには、ちょっと覚えておいていただくことがあります。
それは、次の6つの添加物です。
- 酸化防止剤(BHT、BHAなど)
- キレート剤(エチドロン酸、EDTAなど)
- 合成着色料(黄色〇号、赤色〇号、青色〇号など)
- 合成香料
- 発泡剤
- 凝固剤
実は、厚生労働省が定めたリスクのある成分はもっとたくさんあります。
それらはこちらの名称を記載しなければならない医薬部外品の成分の別名等についてでご確認いただけます。
100以上の成分が記載されているため、これらをチェックリスト化して、石鹸を購入する際に成分表と照らし合わせるのは現実的ではありません。
「6つも覚えられるか不安・・・」という方は、数字やアルファベットが入っているものは選ばないだけでも、大切な人にもおすすめできる無添加石鹸は手に入れやすくなりますよ。
【選ぶポイント③】あなたの肌に合っていること
使っている無添加石鹸が、あなたの肌に合っているかは、とても大事ですよね。どんなにいいものでも、使いづらかったり心地よくないと、続けにくいです。
まず、石鹸の洗浄力や保湿力は、製造工程により次のように異なります。
コールドプロセス法 | 釜炊き法 | 中和法 | |
---|---|---|---|
敏感肌 | |||
乾燥肌 | |||
混合肌 | |||
脂性肌 |
それから、肌の水分量や皮脂量は、人によって違います。
なので、自分の肌の質や状態を理解した上で、石鹸の製法を確認するようにしてみてくださいね。
あと、洗い上がりの肌の感覚(しっとり感やさっぱり感など)を大切にすることも大事です。
つまり、「ここまでの内容をクリアした無添加石鹸なのに・・・。私の肌には無添加石鹸は合わないのかな?」と勘違いしてしまわないように、理屈だけでなく肌感覚も大事にしてみてくださいね、ということです。
しっかり汚れを落とせて、洗いありがしっとりするものが、肌にとって大切です。
※ワンコインで試せる、オリーブオイル100%で、コールドプロセス製法で手間暇かけて作られた無添加石鹸です。
まとめ
無添加の定義がないので、無添加石鹸がたくさんあることが分かりました。
たくさんある中から、肌への負担となる添加物が使用されていない、本来の意味の無添加石鹸を手に入れるには、今回ご案内した3つのポイントを踏まえて選ぶようにしてみてくださいね。
製法など、気になる情報が書いていない場合は、メーカーに問い合わせしてみてください。