インナードライ(乾燥性脂性肌)の対策方法を解説
むてん子ちゃん
顔が脂でテカってるけど、目元や口元はツッパってて、乾燥しているみたい。しかも肌荒れも多い気が・・・。これって何?どうしたらいいの?
それはもしかしたらインナードライ(乾燥性脂性肌)かもしれません。
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
このページではインナードライの原因と解決方法について解説していきますので、参考にしてみてくださいね。
監修者 岡田伸司 2000年に日本で初めてコールドプロセス製法でオリーブオイル100%の洗顔石けんを開発する。以来、余計なものを一切含まない納得無添加の無添加化粧品を生み出し続ける。化粧水やクリーム、日焼け止め、クレンジングなど、ランキングサイトで1位を獲得する。敏感肌の女性はもちろん「赤ちゃんにも使えるほど肌へ優しい」と好評。Instagramはこちら。 |
まずは確認!インナードライのチェックリスト(簡易診断)
自分の肌がインナードライ(乾燥性脂性肌)かどうか、気になりますよね。
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
次のことに思い当たったら、インナードライである可能性が高いです。チェックしてみてくださいね。
- 洗顔直後は肌につっぱり感がある
- 洗顔後、時間が経つとべたつきを感じる
- 肌がゴワつく
- 乾燥を感じる
- 頬はカサカサしている
- 鼻すじやTゾーンはテカっている
むてん子ちゃん
う~ん・・けっこう当てはまるなぁ。どうやらインナードライみたい。。。
むてん子ちゃん
どころで、インナードライって何?
インナードライは
肌の内側は乾燥しているのに、表面はベタついている状態のことです。
肌が乾燥しているので、これ以上、水分が出ていくのを防ぐために過剰な皮脂の分泌を促しているんですね。
なので、表面は皮脂でテカテカになってしまいます。
また、乾燥肌が進むと、ターンオーバーのサイクルが乱れ、バリア機能が損なわれますので、敏感肌に近づきます。
ですので、肌が荒れやすいんですね。
むてん子ちゃん
なるほど。・・・でも、どうしてそんなことになってしまうの?
インナードライの原因と正しい対策
ここからは、インナードライの5つの原因とその対策方法をご案内していきますね。
原因 | 対策 |
---|---|
洗浄力の強い石鹸、クレンジングを使っている | 合成界面活性剤が無添加の保湿性が高い石鹸やクレンジングを使う |
油取り紙を正しく使っていない | 油取り紙は適切な使い方をする |
メイクを落とすときにゴシゴシしている | ・メイクを落とすときに擦らない ・肌に優しいクレンジングを使う |
熱めのお湯で洗顔をしている | ・30~35度のぬるま湯で洗顔をする ・適度に皮脂と潤いを与える石鹸を使う |
オールインワンジェルだけでスキンケアをしている | ・化粧水でしっかりと保湿をプラスする ・刺激の少ない美容クリームでスペシャルケアをする |
それぞれ詳しくご案内していきます。
【原因①】洗浄力の強い石鹸、クレンジングを使っている
インナードライの原因の1つ目は、洗浄力の強い石鹸、クレンジングを使っていることです。
具体的には合成界面活性剤が入った石けんやクレンジングのことです。
無添加工房OKADA
代表 岡田伸司
合成界面活性剤を使用した石けんやクレンジングを使すると、肌に必要な皮脂まで取りすぎてしまいます。
その結果、肌が乾燥状態になります。そして、それを補おうと皮脂が過剰に分泌してしまい、肌の水分量と表面の皮脂の量のバランスが崩れてしまのです。
この場合の対策は次の通りです。
- 合成界面活性剤は不使用のものを選ぶ
- 無添加で刺激の少ないものを選ぶ
- それでいてしっかり潤うものを選ぶ
このようなコスメを選ぶと、肌の油分を守りつつ、適度な保湿をしながら、汚れをしっかりと落とせますよ。
最近では無添加のものを選ぶ人が増えてきていますが、「無添加」と表示しているものにも、合成界面活性剤が含まれているものが多いです。
もし、インナードライを改善していきたいなら、自己防衛のために化粧品成分オンラインを使って、合成界面活性剤が無配合かどうかをチェックしてみてくださいね。
インナードライを解消して、テカリを気にせず外に出かけるなら、とにかく合成界面活性剤を使用した石けんやクレンジングを使用しないことが大事です。
その代わりに、肌に優しい天然系の成分だけでできた石けんやクレンジングを使うようにしてみてくださいね。
皮脂でテカテカで、肌荒れがおさまらない状態から早く脱出するために、できるだけ早く切り替えてみてみることをおすすめします。
【原因②】油取り紙を正しく使っていない
インナードライの原因の2つ目は、油取り紙を正しく使っていないからです。
油取り紙は皮脂を取るのに適していますが、皮脂を取りすぎるのはよくありません。
というのも、皮脂を取り過ぎると、肌の保湿のために皮脂が必要以上に分泌されれてしまうからです。
なので、テカリが気になったり、お化粧を直したりする時にだけ、気になる部分をソッと押さえる程度にして使うなど、油取り紙に書かれている正しい使い方通りに使うようにしてみてください。
油取り紙の代わりにをティッシュで軽くおさえてるだけでも余分な皮脂は取れます。
【原因③】メイクを落とすときにゴシゴシしている
インナードライの原因の3つ目は、クレンジングでメイクを落とすときにゴシゴシしていることです。
メイクを落とす際、肌をキュキュッとこすったりしてしまいがち。
ですが、肌表面を覆う表皮の厚みはたったの0.2mmほど(※)ですから、ケアの摩擦で角質がはがれてしまうんですね。
その結果、水分が蒸発しやすい状態になり、
-
肌の乾燥が進む ⇒ 過剰な皮脂の分泌が行われる ⇒ インナードライになる
という負のルートに乗ってしまうんです。
むてん子ちゃん
ヤバい。やってたかも。。
また、インナードライの状態は、刺激に敏感な状態でもありますので、刺激を与えないケアが大事です。
この場合の対策は次の通りです。
- メイクを落とすときに擦らない
- 肌に優しいクレンジングを使う
まずは擦らないように、やさしくメイクを落とすようにしてみてください。
次に肌に優しい成分だけでメイクを落とせるように設計されたクレンジングを使うようにしてみてくださいね。
敏感肌の方にもおすめできる優しいクレンジングはこちらです。
【原因④】熱めのお湯で洗顔をしている
インナードライの原因の4つ目は、熱めのお湯で洗顔をしていることです。
水温が高すぎると、肌を守ってくれる皮脂まで落ちてしまい、肌が乾燥し、皮脂分泌が活発になります。
この場合の対策は、30~35度のぬるま湯で洗顔をすることです。
また、次のようなポイントを意識しながら洗顔をしてみてください。
- 泡立てネットで泡立てる
- 30~35度のぬるま湯で洗顔をする
- 適度に皮脂と潤いを与える石鹸を使う
- 泡は残さない
むてん子ちゃん
どれも基本的なことよね。毎日忙しくて、基本的なことができてなったような気がする。(反省。。)
正しいスキンケアをしているかどうか、もう一度見直すことも大事です。
正しいスキンケア方法についてはこちらの実はシンプル!40代の肌をきれいにする方法は基本のスキンケアを見直すだけ!をご覧になってみてくださいね。
【原因⑤】オールインワンジェルだけでスキンケアをしている
インナードライの原因の5つ目は、オールインワンジェル”だけ”でスキンケアをしていることです。
オールインワンは便利で時短できますがそれだけだと水分が足りないですし、肌の潤いを持続する力が弱いという弱点があります。
インナードライ時は、とにかく保湿が大事。
ですので、洗顔後にしっかりと化粧水で潤いを与えた後に、時間をおかずに美容オイルや美容クリームで油分を補ってくださいね。
そうすれば、朝、脂でベタベタすることなく、もっちもちの肌で気持ちよく朝を迎えられますよ。
むてん子ちゃん
もっちもちで、透明感のあるツヤッツヤの肌になってみたいな♪
それなら、スペシャルケアとして、天然系で刺激が少なくて、保湿がきちんとできる美容クリームを試してみてることをおすすめします。
それから、翌朝のスキンケアでも、保湿を重視してください。
- 刺激の少ない洗顔石鹸を使う
- 刺激が少ない化粧水で十分な水分量を与える
- 刺激が少ない美容オイルを使う
- 刺激の少ない美容クリームを使う
むてん子ちゃん
これでインナードライの肌のテカリに悩まずにすむならやってみようかな!(メッチャ簡単そう♪)
ぜひ取り組んでみてください!
また、スキンケア以外の対策も大事なので、合わせて「乾燥肌の改善方法はスキンケアだけじゃない!原因と対策を徹底解説」もチェックしてみてくださいね。
(※)参考)聖心美容クリニック