【日焼け止めの塗り直し】メイクの上から1分・オフは5分で簡単に♪
「日焼け止めは塗り直したほうがいいのは分かるけど・・・でも、メイクをいちいち落としたりするの?面倒だな・・・」とお考えではありませんか?
日焼けはしたくないですが、一からメイクをやり直してる余裕なんてないですよね。
そこで今回、無添加工房OKADAの無添加コスメ豆知識では、メイクの上からの日焼け止めの塗り直し方や、塗り直しする上での疑問について詳しくご案内していきます。
これさえ読めば、紫外線に負けない日焼け止めの塗り直し方をマスターできますよ♪
監修者 岡田伸司 2000年に日本で初めてコールドプロセス製法でオリーブオイル100%の洗顔石けんを開発する。以来、余計なものを一切含まない納得無添加の無添加化粧品を生み出し続ける。化粧水やクリーム、日焼け止め、クレンジングなど、ランキングサイトで1位を獲得する。敏感肌の女性はもちろん「赤ちゃんにも使えるほど肌へ優しい」と好評。Instagramはこちら。 |
カンタンで効果的!日焼け止めを塗り直す2つの方法
日焼け止めの効果を最大限に得るためには、塗り直しが必要!と分かっていても、メイクを完全にOFFして塗り直すなんて、なかなか現実的には難しいですよね。
そこでここからは時短・簡単・効果アリの3拍子が揃った、2通りの日焼け止めの塗り直し方法をご案内していきますね♪
【方法①】部分的にメイクオフして日焼け止めを塗り直す
1つ目の方法は、部分的にメイクオフして日焼け止めを塗り直すというものです。
この方法なら、メイクオフしても5分もあれば日焼け止めを塗り直しできますので、できればこの方法をお試しいただきたいです。
オフする箇所ですが、化粧崩れしやすい部分や鼻から頬などの日焼けしやすい部分のみです。
一見面倒くさそうですが、日焼け対策としては効果バツグンですし、意外と簡単にできますので、マスターしていただければと思います。
手順をご案内していきますね。
用意するものは、コットンとクレンジング、スポンジ、日焼け止め、ファンデーションです。
- 【手順①】クレンジングをなじませたコットンで、Wゾーン(目の下から頬、小鼻まわり)のメイクをさっと拭き取る
- 【手順②】メイクしている部分とオフした部分の境目を、スポンジで軽くぼかす
- 【手順③】オフした部分に日焼け止めを塗り直し、上からファンデーションをつける
こうすることで、メイクが崩れることなく塗り直しができますし、日焼け止めの効果を持続させることができます。
できればこの方法に取り組んでいただきたいです!
【方法②】日焼け止めをメイクの上からの塗り直す
2つ目の方法は、日焼け止めをメイクの上からの塗り直すというものです。
1分で塗り直しできますので、先ほどご案内した方法がどうしてもできない場合には、こちらに取り組まれてくださいね。
具体的には、日焼け止めを重ね付けするのではなく、UV対策の効果があるパウダーファンデーションを使います。
選ぶポイントは、①UV-Bをカットする「酸化チタン」と②UV-Aをカットする「酸化亜鉛」が配合されているかどうかです。
これらは紫外線散乱剤といわれるもので、肌にやさしい安全な日焼け止めにも使用されていますので、安心してお使いいただけるんですよ。
それでは、この方法の手順をご案内しますね。
用意するものは、ティッシュとパウダーファンデーションのみです。
- 【手順①】ティッシュで軽く汗や余分な皮脂を押さえる
- 【手順②】化粧崩れしている部分としていない部分の境目を、指のはらで軽くならす
- 【手順③】パウダーファンデーションを上からポンポンとやさしく押さえるように塗り直す
これなら外出先でも簡単にできますよね。
肌なじみがよく透明感が続くUVカット効果のあるパウダーファンデーションの価格帯は3,000円~4,000円。
日焼けしないためには必須ですので、試してみてくださいね!
状況で異なる「日焼け止めを塗り直す頻度」と「使う日焼け止め」
環境省の紫外線マニュアルにも記載されているとおり、日焼け止めは2~3時間おきに塗り直しすることを推奨されています。
でも、2~3時間おきに塗り直しするというこの一般常識、「どんな状況下でも変わらないのかな・・・?」とちょっと気になりますよね。
そこでここからは、日中を室内で過ごす場合と外出する場合、それぞれの状況に適した日焼け止めの種類と塗り直しの頻度について、ご案内していきます。
【状況①】日常生活のなか日中を室内で過ごす場合
1つ目の状況は、オフィス内での仕事や家事など、日中のほとんどを室内で過ごす場合についてです。
紫外線は窓を通過するため、室内にいても日焼け対策が必要なことは、ご存知かもしれません。
ですが、室外と比べれば日に当たりにくく汗もかきにくいため、3~4時間を目安に塗り直しするだけで、OKです。
もちろん、室内にいても体を動かし汗をかいた場合は、その都度、塗り直しすることをおすすめします。
また、室内で過ごすのにピッタリな日焼け止めは、SPF10~25、PA+~++のミルクタイプ!
肌への密着度が高くさっと塗りやすいため、メイク前と塗り直しにとても便利ですよ。
選ぶならやはりノンケミカルで肌に優しいものをおすすめします。
SPF20・PA++ ノンケミカル
【ミルクタイプ】日焼け止めを チェック➡
室内ですごすことが多い方は、一度チェックしてみてくださいね。
ノンケミカルについては、こちらの「ノンケミカルとは?」でより詳しくご案内していますので、ぜひ一度、チェックしてみてください。
ノンケミカルの日焼け止めを自信を持って選べるようになっていただけます。
【状況②】プールや登山などレジャーで日中を外で過ごす場合
2つ目の状況は、屋外での仕事やイベント、登山やプール、ビーチなどのレジャーで長時間、外で過ごす場合についてです。
米国の皮膚がん財団(Skin Cancer Foundation)によると、日中、外で直射日光や散乱光を浴びる場合、2時間に1回を目安に塗り直しする必要があるとのこと。
さらに、水に濡れたりタオルで汗を拭いた直後は、塗り直したほうがSPFの持つ効果を持続できるそうです。
日焼け止めの種類については、ウォータープルーフのSPF30~50、PA+++~++++で、肌に密着しやすいクリームまたはミルクタイプのものを選ぶようにしてください。
というのも、スプレータイプのものは屋外での日焼け止めの塗り直しに便利ですが、噴霧するときに日焼け止めが空気中に分散され、肌に塗れる量が大幅に減ってしまうからです。
ですので、スプレータイプのものよりクリームやミルクタイプの日焼け止めのほうが、高い効果が期待できます!
とはいえ、SPF値やPA値が高いものは、ケミカル系の日焼け止めであることがほとんどですので、肌への影響を考えると「その日だけはそれを使う」と割り切るようにしてくださいね。
・・・さて!まとめますと、日焼け止めを塗り直す頻度は、室内の場合3~4時間に1回、屋外の場合は2時間に1回。
日焼け止めの種類は、室内の場合SPF10~20、PA+~++のミルクタイプ、屋外の場合はウォータープルーフのSPF30~50、PA+++~++++でクリームまたはミルクタイプのもの。
このように、用途に合わせて選ぶようにしてくださいね♪
テキトーに選ぶと「SPFやPAの数値が高いものがイイのでは?」となってしまいがちですが、そうではなく、スキンケアを考えて、ノンケミで適切な数値(SPF20・PA++)の日焼け止めを選ぶようにしてみてください。
SPF20・PA++でノンケミカル
肌に優しい日焼け止めを見る→→
1年後、2年後に、周囲を見まわしたときに「やっておいてよかった!」という結果が得られると思います。
日焼け止めの塗り直しが必要な理由とは?
「ホントに日焼け止めって、塗り直さないといけないの?」という疑問を持つ人もいますよね。
SPFやPAについて調べた人なら、「SPF20の日焼け止めを使えば6時間ぐらい効果があるなら、短時間なら塗り直す必要ないよね?」と思っていらっしゃるかもしれませんね。
それは事実です。
ですが、生活をしていると汗をかきますよね。
そうすると、どれだけ丁寧に塗っても日焼け止めは落ちてしまうことがあるんですね。
顔や体に塗る日焼け止めは、汗や水、タオルの摩擦などで落ちてしまう可能性がありますが、この中で気をつけるべきは汗です。
というのも、タオルやハンカチで汗を拭き取る仕草もプラスされるからです。
なので、たっぷりと汗をかいて、日焼け止めが落ちてしまった場合には、塗り直しをしてくださいね。
「じゃあ、ウォータープルーフのを付ければいいのでは?」と思われるかもしれませんが、水をはじくほど強い作用のある合成成分を使っていますので、肌にダメージを与える可能性が高いです。
また、それをクレンジングで落とす場合、強い作用のあるクレンジングを使う必要があるため、ダブルで肌に良くありません。
汗をかていも落ちないものではなく、汗をかいたら落ちることもある、肌に優しい成分を使用している日焼け止めを使うことをおすすめします。
具体的には石鹸で落ちるノンケミカルのものが望ましいです。
疑問解決!日焼け止めの塗り直しについてのQ&A
日焼け止めの塗り直しをするとき、「あれ、こういう場合はどうしたらいいんだろう?」と、疑問に思うことって多いですよね。
そこでここでは、日焼け止めの塗り直しについて悩みやすい5つの疑問点について、それぞれの回答をご案内していきます!
Q.一日中、室内にいるなら塗り直さなくていいの?
答えは、NOです。
紫外線の種類の1つUV-Aは、大気に吸収されにくく、雲やガラスを通過しやすいという特徴があります。
窓際にいる場合はもちろん、日の当たらない室内にいても、散乱光によって紫外線は室内に入り込んでいますので、日焼け止めは塗り直したほうがいいですよ。
Q.種類の違う日焼け止めを使っての塗り直しは、できない?
答えは、できなくはないですが、おすすめはしません。
その理由は、配合されている成分同士が馴染まず、肌トラブルを引き起こす可能性がゼロではないからです。
日焼け止めは、数回に分けて塗り直しますので、同じ種類のものを使われたほうが、肌への負担を最小限に抑えられますよ。
Q.SPF値によって、塗り直しの回数は変わる?
答えは、NOです。
先ほどご案内した通り、日焼け止めの効果は時間とともに減少しますので、SPF値に関係なく2~3時間を目安に塗り直しすることをおすすめします。
Q.日焼け止めを塗り直す時間帯はいつ?
特に決まった時間はありませんが、紫外線量が多くなる(UVインデックスが高くなる)午前11時から午後15時の間は、外出する場合、こまめに塗り直したほうがいいですね。
紫外線の時間帯については、こちらの「紫外線が強い時間帯は?」で詳しくご案内していますので、ぜひ一度、ご覧になってみてください。
紫外線の時間帯のデータと、絶対焼かないための知識と5つの対策法をご案内しています。
Q.日焼け止めを塗り直す前に手を洗えない場合、どうしたらいいの?
できるだけ清潔な手で塗り直したほうが、肌への刺激も最小限に抑えられます。
そこでおすすめなのが、外出時にパッと利用できる、ウェットティッシュとリンスフリーハンドウォッシュです。
どちらのアイテムも、サイズが小さく軽いので、持ち歩きに便利ですよ。
まとめ
SPFの数値が高くても、日焼け止め自体の効果は、2時間を目安に失われてしまうということが分かり、塗り直しの必要性を再確認できました。
メイクオフの塗り直し方は、慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれませんが、効果はバツグンですので、ぜひ実践してみてくださいね!