赤ちゃんの日焼け止めはいつから?正しい使い方&おすすめ種類も!
「赤ちゃんに日焼け止めは必要?使うならいつから?どんな種類がいいの?」
・・・日々、成長していく赤ちゃんを紫外線から守るためにはどうしたらいいのか、誰でも初めてのことは悩みますよね。
そこで今回、無添加工房OKADAの無添加コスメ豆知識では、赤ちゃんの日焼け止めについて詳しくご案内していきます!
使い始める時期から人気の種類、安全性と使いやすさを考慮した選び方、効果的な使い方までママの悩みをすべて解決します。
最後までお読みいただければ、迷うことなく赤ちゃんに日焼け止めを使っていただけますよ♪
監修者 岡田伸司 2000年に日本で初めてコールドプロセス製法でオリーブオイル100%の洗顔石けんを開発する。以来、余計なものを一切含まない納得無添加の無添加化粧品を生み出し続ける。化粧水やクリーム、日焼け止め、クレンジングなど、ランキングサイトで1位を獲得する。敏感肌の女性はもちろん「赤ちゃんにも使えるほど肌へ優しい」と好評。Instagramはこちら。 |
赤ちゃんに日焼け止めが必要なのはいつから?
赤ちゃんに日焼け止めを使い始める最もおすすめの時期は、生後3~6ヶ月以降です。
すべての皮膚科専門医が同意しているわけではありませんが、ほとんどの皮膚科専門医が赤ちゃんに日焼け止めを使うなら、生後3~6ヶ月以降が望ましいという見解を示しています。
紫外線が強い国として有名なオーストラリアでも、生後3~6ヶ月以降を推奨している皮膚科専門医がたくさんいるんですよ。
ですので、リスクなく安全に日焼け止めを使うなら、3~6ヶ月を目安にしてくださいね。
ここでもう一つ気になる点をチェック!
「あまり動き回らない赤ちゃんに、日焼け止めは必要なのか?」という点です。
この答えはケースバイケースです。
人それぞれ赤ちゃんを育てる環境は違いますので、事情に適した対応をするべきなんです。
年々、紫外線の影響は深刻化してきていますので、赤ちゃんが日に当たる状況下に置くのは、ほんの数分にするのがベストと言われています。
例えば、紫外線が強い時間帯に赤ちゃんを外に連れ出さないといけない場合、服や帽子などでカバーしきれない部分には、日焼け止めが役立ちますよね。
その時の状況によって対応は異なりますが、あまり神経質にならない程度に、日焼け止めを使った赤ちゃんの紫外線対策を意識するようにしてみてくださいね。
参考)Mayo Clinic
ママ必見!赤ちゃんは日焼け止めを舐めても大丈夫?対処法は?
生後2ヶ月以降から始まる赤ちゃんの指しゃぶりとこぶししゃぶり、1歳になるまでは無意識のうちに何でも口に持っていってしまいます。
何でも舐めてしまう赤ちゃん。
ママは「日焼け止めを塗った手を舐めてしまったら…」と心配になりますよね。
日焼け止めを赤ちゃんに塗っていなくても、塗っているママの手を舐めてしまう可能性もありますよね。
でも大丈夫です!
塗っている少量の日焼け止めを舐めたくらいでは、中毒症状を起こす可能性はほぼないそうです。
公益財団法人 日本中毒情報センターでは、赤ちゃんが日焼け止めを舐めたり飲んだりしてしまった時、次の3つに注意して対処するよう呼びかけています。
- どのくらいの量を摂取したかの把握
- 嘔吐や下痢の症状がないかの経過観察
- 紫外線吸収剤の成分「パラアミノ安息香酸系・サリチル酸系」が配合されているかの確認
上記の成分は、人体に対する経口毒性が報告されていますが、日焼け止めなどの化粧品に含まれている量では、中毒症状は起こらないとのことです。
ちょっと安心ですね。
ですが、大量に誤飲してしまい嘔吐や下痢の症状がある場合は、すぐに病院を受診するようにしてくださいね!
人気がある赤ちゃんの日焼け止めは?選び方とおすすめの種類
赤ちゃんの肌はまだバリア機能が整っていないため、薄くて乾燥しやすいデリケートな肌です。
そんなデリケートな肌を紫外線から守るためには、日焼け止めが必要。
ですが、「どんな日焼け止めでもいいのか?」、「赤ちゃんにもOKと書いてあればどれでもいいの?」というと、そういうわけにはいきません。
そこでここからは、赤ちゃんに適した日焼け止めの選び方とそれぞれの日焼け止めの特徴、おすすめの種類についてご案内していきますね♪
重要!6つのポイントを押さえた選び方
皮膚科専門医が推奨しているポイントがこちら。
- 赤ちゃん用・敏感肌用と書かれているもの
- 紫外線吸収剤が配合されていないノンケミカルのもの
- 無香料・無着色のもの
- SPF20~30、PA+~++くらいのもの
- 石鹸で簡単に落とせるもの
特にですね、日焼け止めが長く肌に残ったままになると、肌荒れや皮膚炎などの肌トラブルを起こしやすくなりますので、石鹸で簡単に洗い流せるかどうかはしっかり確認してくださいね。
常に、日焼け止めは大人の肌でさえ負担になるもの!と意識するといいですよ。
最近よくみかけるノンケミカルですが、「肌によさそうだけど、イマイチ、よく分かってない」という方が多いと思います。
赤ちゃんに日焼け止めを塗るなら、ノンケミカルについては、しっかりと知識を持っておかれることをおすすめします。
こちらの「ノンケミカルとは?」をご覧になってみてください。
赤ちゃんにも安心して使える日焼け止めを選べるようになりますよ。
【タイプ別】赤ちゃんに使える日焼け止めの特徴とおすすめ
日焼け止めタイプ | 特徴 | 使いやすさ | おすすめ度 |
---|---|---|---|
ミルク (乳液) |
しっとりとしたテクスチャーでつけ心地がよく、保湿効果が高いので肌の乾燥を防ぐ | 敏感肌用も多いので低刺激で塗りやすく、ノンケミカルであれば石鹸で落ちるので使いやすい | |
泡 | 伸びがよく肌になじみやすいので、白残りしない | 肌に優しく、さっと塗れるので使いやすい | |
ミスト | ベタつかずさっぱりした使用感だが、まわりに飛散しやすく塗りむらになりやすい | 簡単につけられるが、噴射の勢いや飛散に注意が必要 | |
ローション | 塗り心地が軽いためベタつかないが、SPF/PAの数値が低い | 伸びがよく塗りやすいが、落ちやすいので塗り直しが必要 | |
クリーム | 肌なじみがよく、保湿力が高い。テクスチャーは固めで少し伸びにくい | しっとりしてるが伸びにくいため、塗りづらくて種類によっては落としにくい | |
ジェル | 伸びがよくつけ心地もさらっとしているが、アルコール系成分が配合されているため刺激が強い | ベタつかず塗りやすいが、成分には注意が必要 |
このように、低刺激で塗りやすく落としやすいものがおすすめです。
その中でも特にミルク(乳液)タイプは、紫外線から守るだけではなく、乾燥しやすい赤ちゃんの肌を保湿してくれますので、ママたちに人気のようですよ!
ここで押さえておいていただきたい注意点が1つあります。
それは赤ちゃんの肌は特にデリケートですので、敏感肌用と記載されている日焼け止めであっても、必ず使用する前にパッチテストをすることです。
どんなにレビューが良くても、肌に合う合わないがあることを忘れずに♪
人気ランキング1位!の赤ちゃんもOKな日焼け止めをチェックする
赤ちゃんの日焼け止めを安全に使う方法と塗り方
生後6ヶ月頃になると、寝返りや少しだけおすわりなど運動量が増えてくるので、「じっと寝かせながら日焼け止めを塗るというのは難しい・・・」と思うママもいますよね。
そこで、安全かつ短時間で赤ちゃんに日焼け止めを塗るため、事前にできる使い方のチェックポイントをまとめてみました!
- 事前に、帽子や服などでカバーできない部位を確認する
- 日焼け止めの裏に書かれている使用量を確認する
- 日焼け止めの容器をよく振っておく
- 少量を体の目立たない部位に塗り、20分ほど待ち反応を見る
これらの事前チェックポイントを押さえておくだけで、スムーズに無駄なく塗ることができますよ。
それでは早速、赤ちゃんの顔と体への正しい塗り方をご案内しますね。
【塗り方①】顔は中心から外側へ優しく塗る
まず、赤ちゃんの顔に日焼け止めを塗る方法です。
- 【手順①】しっかり手を洗い、日焼け止めの容器をよく振る
- 【手順②】適量を手にとり、両手に軽くなじませる
- 【手順③】目と口の周りを避けながら、顔の中心から外側へ優しく塗り広げる
- 【手順④】全体的になじませたら、塗りむらがないか、小鼻のわき、あごの下、髪の生え際をチェックする
とにかく、肌をこすらないように優しく肌の上に置くように塗ってあげてくださいね。
また、赤ちゃんは汗をかきやすいので、こまめに塗り直しする必要がありますよ。
【塗り方②】体は手で包み込むように優しく塗る
次に、赤ちゃんの体に日焼け止めを塗る方法です。
- 【手順①】しっかり手を洗い、日焼け止めの容器をよく振る
- 【手順②】適量を手にとり、両手に軽くなじませる
- 【手順③】両手で腕を包み込むように持ち、優しく上から下へ交互に手をすべらせて手の甲まで塗り広げる
- 【手順④】足は片手で支えながら、もう片方の手で握るように全体に塗り広げていく
赤ちゃんが日焼けをしやすい部位は、手と足の甲ですので、塗り忘れがないように気をつけてくださいね。
・・・ここでちょっと、紫外線対策の豆知識を!
日焼け止めは、赤ちゃんを紫外線から守るためには必要なアイテムですが、いくら低刺激のものでも、合う合わないがあり少なからず肌への負担になってしまいます。
ですので、すべてを日焼け止めに頼るのではなく、まずは帽子や長袖の服、日傘やベビーカーの日よけを使って、紫外線対策するようにしてみてください。
また、紫外線が強くなる午前10時~午後3時の間は、なるべく外出を控えるなどの工夫をするといいですよ!
赤ちゃんの日焼け止めの正しい落し方
日焼け止めを赤ちゃんに使用したら、洗い残しのないようにしっかり落とすまでがママの仕事です!
ノンケミカルでない日焼け止めの場合、洗い残しは肌荒れや皮膚炎の原因になってしまいますので、集中して行うようにしてくださいね。
- 【手順①】低刺激の洗浄料を泡立てる
- 【手順②】指の腹にたっぷりの泡をのせ、小さな円を描くように優しく丁寧に洗う
- 【手順③】腕と足は手で軽く握るようにして、半円を描くように優しく丁寧に洗う
- 【手順④】シャワーでしっかりすすぐ
- 【手順⑤】やわらかいタオルで押さえるように、すべての水分を丁寧に拭きとる
腕と足のくびれや耳のうしろは、すすぎ残しをしやすいので注意してください。
洗い終わったら、15分以内に保湿をすることも忘れずに!!
赤ちゃんの肌は乾燥しやすいので、しっとりするまでたっぷり塗ってあげてくださいね♪
赤ちゃんがいるママが「赤ちゃんにも使っている」日焼止めはこちらにありますので、チェックしてみてくださいね。
参考)日焼け止めの落とし方は?
まとめ
紫外線が強くなってるとはいえ、やっぱり赤ちゃんに日焼け止めを塗るのは抵抗感がある、というママもいるかもしれません。
ですが、日焼けをさせてしまったらママが後悔するのは目に見えています。
今回ご案内した日焼け止めの選び方と使い方を実践していただければ、安心して紫外線からキレイな肌を守れますので、他の紫外線防止アイテムにも頼りながら、うまく日焼け止めを取り入れてみてくださいね。
外出するのが楽しくなりますよ♪